バイアスとその対処法1 否定的予言


バイアスとその対処法1 否定的予言

バイアスとは自分にとってマイナスな影響を与える思い込みのこと。今回はバイアスの一つ否定的予言についての考察と対処法をまとめます。

否定的予言とは?

否定的予言とは、根拠もなしに「自分はどうせだめだ、うまくいくはずがない」と思ってしまうバイアスのことです。心理学的に言うならば自己効力感がとても低い状態で、挑戦する前から諦めてしまい、行動が出来ないため人生に変化が起こせず停滞へと繋がります。

対処法の考察と実践:他人の視点を取り入れたり明るい気分の時にもう一度考えてみる

こうした根拠がない思い込みを打破するには、

1,周囲の知人や友人に聞いてみる
2,お風呂などリラックスした時に、果たして今自分が考えている予測は本当に正しいのかもう一度検討してみる
3,運動習慣を身につけて、考えているよりも行動している時間を長くする

などの対策が可能です。最初の友人に聞いてみるというのは、人間は自分を客観視することがとても苦手なので、自分の事をよく知る他者からの評価を当てにした方が正しい予測が立てられるからです。

2番目のお風呂にリラックスした時に考えるのは、人には気分と思考を一致させる気分一致効果というものがあり、ネガティブな気分に沈んでいる時に将来の予測を立てるとそれがネガティブなものに偏ってしまいがちだからです。心からリラックスした時や、楽しいんで心が穏やかなときにもう一度未来予測を考えてみると、自分にももしかしたら出来るのではないか?と可能性を感じられることがあるでしょう。

3番目の運動習慣は、運動習慣自体がメンタルに良いことは科学的に明らかであること、散歩などの運動は気分に関係なく一歩一歩前に進んでいる感覚を体で学ぶことが出来るからです。つい悩みに沈んでしまいがちな人は散歩をしてみると良いでしょう。

根拠がある否定的予言は未来の行動を促す。

注意しなければならないのは、問題となるのは根拠がない否定的予言についてです。静かなリーダーシップ内向型人間の凄い力でも説かれていますが、根拠がある否定的予言はプラスに繋がる可能性を秘めています。

・不安だから用意周到に準備しよう
・怖いから普段よりもリハーサルを積んでおこう
・しっかりと受かるようにあらかじめもっと勉強しておこう

など、自分に対するネガティブな予測を上手に行動に結び付ける事が出来れば否定的予言はマイナスにはなりません。否定的予言を抱いたら、まずは根拠があるかどうかチェックし、根拠があるのなら原因を具体的にして対処をしていきましょう。

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