漠然とした不安や焦りはマルチタスクによる脳の疲れが原因

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日々生活をしていて、漠然とした不安や焦りといった感情に悩まされることはないでしょうか。私はよくあるのですが、どうもそれは私たちが普段スマフォなどで脳が複数の物事を同時にこなすマルチタスク状態となり、疲れてしまっていることに原因があるようです。

常に何かに追われているという感覚が私たちを疲れさせる

無意味にスマフォをいじってネットサーフィンばかりしていた経験は無いでしょうか。仕事や学校が終わった後、電車の中でスマフォをしてネットサーフィンをして、帰ってからもスマフォでゲームやネット、SNSでやりとりをしてしまう。人によってはお風呂の中でもスマフォをいじっているかも知れません。

常に何かに追われているような疲労感はマルチタスクが原因です。無意味に長時間スマフォをいじる事は脳のワーキングメモリーに悪影響を与え、生産性や活力、大事なことへの集中力や行動実行能力を大きく下げることが分かっています。これはスマフォをする事で目の前の作業が中断され、一度に複数の物事に注意や関心が向いてしまって、脳がマルチタスク処理状態となっているからです。

常に疲れる、不安が解消されない、何かに追われているような焦りの感情の原因はここにあります。せっかくの休憩時間もスマフォでネットサーフィンやゲーム、SNSをしてしまうことで脳が興奮し、休憩が休憩になっていないんですね。寝る前スマフォの操作は脳に過剰な興奮を与え、メールなどのメッセージ着信に脳は敏感に反応します。

私もよくあるのですが、疲れたときほど無意味にスマフォをいじってしまう人は要注意です。

なぜマルチタスクは良くないのか

私たちの脳は構造的に複数の物事を同時にこなすマルチタスクに向いていないことが数多くの研究から明らかにされています。一つの物事に集中するには20分ほど時間が掛かり、作業を切り替えた後もしばらくは前のタスクの余波が脳の中で残っているため、マルチタスクは脳に強い負担を与えます。

最近のスマフォは性能も高くなり、同時に複数のアプリが起動できるようになりました。ブラウザもタブで同時に複数のページを開くことが出来ます。メッセージの通知やゲームのログインボーナス&スタミナ消化、メッセージの返信や気になる情報の検索など、スマフォは私たちに便利で刺激的な生活を提供しますが、脳にとっては負担の宝庫でもあります。

時間を奪う誘惑が偏在している今の社会では、一つ一つの仕事をある程度の時間区切って集中していくモノタスクが重要です。遊ぶときは遊びに集中し、何か作業をする時はその作業がきりの良い完了になるまで集中して作業します。この一つ一つの作業の終わりの完了感が達成感に繋がります。

モノタスクは意識して実践できる

一つ一つ物事を処理していくモノタスクは意識すれば誰にでも実践できます。「この時間はこれだけをやろう」と決めるだけです。大事なのはその時間は絶対に他のことをしないこと。注意を逸らすようなテレビやスマフォは見えないところにしまっておきましょう(LINEやブラウザのアイコンを深いフォルダ階層に置くのもアリ)。

私は以下のバイブレーションタイマーで時間を計っています(スマフォは通知を見るだけでも脳が刺激されるので触れないようにする)。

私はコンシューマーゲームもスマフォゲームも好きなのでよく遊ぶのですが、やはりコンシューマーゲームが良いと思ってしまうのは、スマフォゲームはどうしても隙間時間に浸食し、マルチタスクの原因となりやすいからです。コンシューマーゲームは目の前のゲームを楽しむことに集中できるためいい気分転換が出来ています。スマフォゲームはスタミナを消化しなければ、とか強迫的になるし、通知が来たらそちらが気になったりゲームが終わってもネットでまとめを探してしまうし、何より何度も同じステージを周回するので疲れてしまいます。私の生活の質が低下するきっかけは大体スマフォゲームとかネットのやり過ぎなので、今回は自戒の意味も込めて記事を書きました。

娯楽に溢れる現代は、つい24時間刺激を求めてしまいがちですが、脳の疲れを取るには睡眠や、何もしない時間(ぼーっとした時間)や瞑想など、脳への刺激を減らす休息時間が必要なのです。

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参考・出典

「大事なことに集中する。カル・ニューポート」 Kindle版 ダイヤモンド社
漠然とある不安や焦りの正体とは Youtube メンタリストDaiGo

 
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