好きな事と出来る事についての考察

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「好きな事を仕事にしたい」「好きな事しかしたくない」これは人としてごく当たり前の感情です。でも、好きな事しかやりたくない為に無気力になってしまうのは問題です。今回は好きな事と自分に出来る事をテーマに仕事について考えたことをまとめました。

大成功している人はみんな好きな事を仕事にしている

結論から言いうと、好きな事を仕事にするのは正しいです。大きく成功したいのであれば、好きな事をするのは必須条件と言えるでしょう。大きな偉業を成すには自分の好きで情熱を燃やせる分野でしか成し遂げられません。Appleのスティーブジョブズやマイクロソフトのビルゲイツ、Amazonのジェフ・ペゾスも自分の好きな分野、興味のある分野に尋常ではない情熱を傾けていました。

好きな事を仕事にすると聞かされて、「(成功した)彼らは好きな事が社会の利益につがったけれど、自分の好きは社会の利益にならないよ」と思う人がいるかも知れません。でも、現代は動画配信やブログなど個人のメディアが強くなり、仕事の幅が拡がってきたので自分の興味に近い分野の仕事は必ずあると思います。そのためには柔軟な視点を持ち、やり方も工夫する必要がありますが、努力する価値はあるでしょう。

嫌いな仕事でも見返りは得られる。


生きるためには「金銭」を得なければなりません。そのためには自分の好きではない仕事をするのはある程度仕方の無いことです。しかし、それが好きでもない仕事に縛られることになってはいけないと思います。数億円貰えたら今すぐにでもやめるタイプの仕事に執着する必要はありません。人生の大半を占める仕事という時間を無駄に過ごしたら勿体ないからです。

嫌な仕事でも、金銭報酬や地位と名誉、保険やローンなど社会的信用といった見返りは得る事が出来ます。これらの労働の対価に価値を置かなければ無理に上昇志向で資本主義の競争のループに参加しなくてもよく、自分の好きなように生きた方がいいでしょう。多様な生き方を許容する社会の方が豊かな社会だと思います。

「みんなが好きな事しかしないと公共インフラが機能しなくなる」というのもおかしな主張で、公共サービスにやりがいを持って働く人も必ずいますし、「税金が支払われないのが問題である」というのも好きな事で稼げないという前提がおかしいし(好きな事で成功して税金を納めている人はたくさんいる)、たとえ好きな事で稼げないとしても人としての幸福を優先するのならそれでも良いと私は思います。「大きく稼いで社会に還元しなくてはならない」という資本主義に毒された主張は人生の幸福よりも経済活動を優先する事になるけれど、それって優先順序が逆では?と思います。

「好き」と「嫌い」は変化する。


ここでとても大事な視点が、人は変化する生き物だと言うことです。自分が好きだと思って始めたことでも、続けていくうちに自分に向いていなく、つまらないと感じるかもしれない。自分が嫌いだと思っていた事でも、周りの人からの感謝でやりがいを感じ、好きになって興味を持てるかもしれない。

仕事では第三者がどう受け取るのかが重要になります。自分が好きなことだけど、人から喜ばれていなければ仕事として生計を立てるのは難しいでしょう。でも、そうしたものは続けていく内に得意になり、人から喜ばれるものになる可能性もあるし、やっぱり自分には向いてなかったのかな、と捉え方が変化して行く可能性も大きいです。その反対に自分が嫌いだけど出来る事を続けていくうちに周囲の人が喜んでくれて、それがご褒美となって、自分にとって向いていないと思っていた事が好きで興味が持てることに変化するかも知れない。

好きな事しかしたくない人達は、「人は変化する」という視点が欠けているのかもしれません。自分が好きだと思い込んだことに視野狭窄になる余りに、チャレンジや行動の幅が狭まって、結果として自分の可能性を生かし切れていない状態と言えます。

何を優先する?

何を仕事にすべきかは、以下のような感じになるでしょう。

1.自分が好きで出来る事
2.自分が興味を持てないけれど出来る事
3.好きだけど出来ない事
4.興味も無く、出来ない事

人は変化する生き物。好きで出来る事が長年続けていくうちに嫌いで出来ないことになるかもしれないし、今できることが好きな事になるかも知れない。好きだけど出来ないけれど、継続していく内に人よりも抜きん出て得意になるかも知れない。興味の持てていなかった事が、自分のできる範囲で行動を続けていく内に感謝され、それが自分の天職のように感じるかも知れない。

一つ言えるのは、今の仕事が好きでもなく興味も持てない状態がずっと続いていて、将来的にもその感情が変化しそうにないのであれば直ぐに転職するなり現状維持から飛び出してみる必要があるということです。人生における仕事の占める時間は膨大です。現状維持というコンフォートゾーンから抜けだし、今できる範囲で興味の持てることに行動に移していくのが良いのではないかと思います。

まとめ

自分が好きで出来て人の役に立つ仕事をするのが一番良い
好きでもない仕事でも、他者から感謝され、喜んで貰える仕事なら、その出来る仕事が自分の好きな仕事に変化する可能性が大きい
・好きな事しかやりたくなくて無気力になるぐらいなら、自分の出来る範囲の事にチャレンジして行動してみる。行動の中で人から感謝されたり喜んで貰える事が自分でも気になり、好きになる可能性が高い。

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